決断

 

彼の決断に対する私自身の決断をここに書き連ねてみました。

この先の内容は言うまでもなく私個人の単なる思いです。誰に押し付けたい訳でも受け入れてもらいたい訳でもありません。

今回の件で深く傷を負った方、自分自身の意見や気持ちを大切にしたい方はこのままお戻りいただくことを強くお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その知らせは唐突に私の元へやってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結婚」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉を目にした瞬間ひどい頭痛に襲われ、まさに頭が真っ白になるとはこの事であった。そして時間が経つにつれ自分の頭の中で「結婚」という言葉とその事実がうごめき始めて、途端に涙が止まらなくなった。

 

 

 

 

 

私が彼らの決断をリアルタイムで迎えたのは今回で3回目。それまでの2回ではもちろんとてつもない衝撃は受けたものの至って冷静に、俯瞰的にその現実を受け止めていた。

だが今回は違った。大きく違った。なぜならその人は「自担」という私の中で最も大切で特別な人であったからだ。泣いても、泣いても、私の涙は止まることを知らず、私自身これが一体どういう感情理由からやってくるものなのかも分からなかった。

 

 

 

 

 

2016年のあの舞台を境に増え始めたスクープや報道。それが耳に入ってくる度、正直とても苦しかった。だが私は心のどこかで「彼なら事実婚という形で収めることもあり得るかもしれない」などと色々な考えを自分のいいように過信して、その苦しい現実から逃げていたのだと思う。だが、その過信すらも今となってはもうなんの効力も発揮しないものとなってしまった。

 

 

 

 

なにも「アイドル」なのだから恋愛をするな、結婚をするななんてことはこれっぽっちも思っていない。だが明らかに普通の一般人と同じ人生を送ることはできないと思うのだ。なぜなら、聞こえが悪いかもしれないが彼らは彼ら自身が商売道具なのだから。それでお金を貰って生活をしている。でもきっとそれは他の誰よりも、彼ら自身が一番よく理解しているはずで。

 

確かにこちら側が勝手に彼らを好きになって勝手にその時間とお金を投資しているだけと言えばそう。別に誰に頼まれた訳でもない。だがその勝手についてきた「ファン」に大きな支えを受けているのも事実。だからこそその時がくるまではなんとしてでも努力して隠し通す義務があると私は思う。

 

 

 

 

では実際それが彼に務まっていたかと聞かれると微妙なところである。だが私の脳裏には何故か「担降り」という言葉は一度もよぎらなかった。何度もスクープや報道を受けて苦しい思いを何度もして、今だってこんなに苦しいのに。

もしかしたら「ふざけんな」やら「呆れた」やら色々な暴言を吐露して、怒りをぶつけて即座に降りてしまえば相当楽になれるのかもしれない。だが「降りる」という選択にはどうしても至らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それはきっとこの苦しみや悲しみよりも、今まで何年間も彼、そして彼らから貰ったものが大きすぎるからだろう。

くだらないことでバカみたいに笑ったり、辛いとき、悲しいときに彼らの歌や言葉に勝手に励まされたり、胸がキュンとときめくようなことや、感動させられること。いろんなものをくれた。何もなかった私の人生に彩りを与え、生きる意味をくれたんだ。

 

 

 

 

それに、ここ数日間気を紛らわす為に色んなものを見た。それを見て笑って気を紛らわそうと逃避した。どれも面白かった、それなりに笑えて気も紛れた。だが、それなりは所詮それなりなのだ。効果は一時的なもので継続はしない。そして気づいた、

彼から受けた傷は彼にしか癒せないのだと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから今でも彼の笑顔がなにより大好きだし、その彼を取り巻く仲間たちの笑顔が本当に大好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから先またこうやって苦しくなってこの真っ黒な渦の中に引き込まれそうになることもあるかもしれない。「おめでとう」の言葉だって多分この件に関しては一生口にはできないかもしれない。

けど、それでもまだ私の中に少しでも気持ちがある限りは彼らについていってみよう思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だってきっと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつかは終わりがきてしまうものだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それなら今、楽しもう。